学校法人 大妻学院 募金サイト
大妻学院は、創立者・大妻コタカが1908年に東京・麹町で開いた裁縫・手芸の私塾を原点とし、「女性の自立」を建学の精神として、115年以上にわたり社会に貢献してまいりました。私はこのたび、大妻学院の卒業生として、そして理事長として、母校の伝統を受け継ぎ、次代へとつなぐ大きな責任を担うこととなりました。
2018年の創立110周年を機に策定された中期計画では、創立120周年を見据えた教育改革を進めております。新たな学部・学科の設置や学部改組などを通じて、急速に変化する社会に応える教育体制の充実を図っています。
近年、「女性活躍推進法」や「男女共同参画基本計画」など、女性の力を社会全体で高める取り組みが進められております。「女性が個性と能力を発揮できる社会」の実現は、大妻学院の理念と深く重なり、本学院が真価を発揮すべき時代が到来していると実感しております。今後は、地域社会や企業、国際社会との連携をさらに深め、卒業生との絆もより強固にしながら、より開かれた教育機関として進化してまいります。卒業生である私自身も、在学生や教職員、そして広く社会と心を通わせる学院運営に努めてまいります。
このような取り組みを支えるため、2019年度より「大妻未来募金」を開始いたしました。キャリア教育や国際交流、地域連携、課外活動、修学支援、キャンパス整備など、幅広い分野で学生・生徒の学びを支援することを目的としております。加えて、2021~2023年度に実施した「大妻講堂修繕支援募金」では、皆さまの温かいご支援により、学院の象徴である講堂を美しく再生することができました。ご協力に心より感謝申し上げます。
皆さまのご寄付は、本学院の教育環境をより良いものとし、未来を担う学生・生徒たちの成長を支える大きな力となります。今後とも、大妻学院の教育・研究活動に対する変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2025年6月
学校法人 大妻学院 理事長
屋敷 和子