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大妻技芸学校の校舎落成式。壇上は大妻コタカ校長。この頃は教室を講堂として使っていました。(木造2階建 147坪余 485.1㎡)
大正10~11年にかけて校地・校舎を増築した際の校舎落成式。大妻良馬先生が設計した木造3階建校舎で、1階が講堂でした。
朝礼の様子。約1,300人の生徒が集まり、校長の講話を聴き、校歌の合唱などを行っていました。
大正12(1923)年の関東大震災で校舎および講堂が全焼。他校教室を借り分散授業をしながら学校再建に努め、翌13年に校舎および平屋建ての講堂を竣工。その2年後に行われた十周年記念式典の様子です。
生徒数の増加に伴い昭和2年、平屋建講堂を木造2階建てに改築。1階が講堂・体操場、2階が普通教室で、屋上も運動場として使われていました。
講堂の屋上を屋根付き改修し、屋階付2階建に。アスファルト塗り屋上が凸凹になり、水溜まりができ漏水のための改修でした。
昭和10年から着工された校舎の大改築工事により、講堂は崖下に移転。その翌年に行われた卒業式後の謝恩会の様子です。
講堂にて母の日に合わせて行われた寮生の集い「姉妹会」の記念写真です。
講堂にて行われた大学生による着物ショウの様子です。
昭和34(1959)年2月に講堂が焼失。父兄協力を得て昭和36年、今のA棟の場所に「大妻講堂」と称し竣工しました。写真は落成式当日の入り口付近です。
大妻講堂落成式当日。入口に立つ大妻コタカです。
大妻講堂落成式当日。当時のホワイエです。
大妻講堂外観。昭和30年代のレンガは手焼きで、ひとつひとつの色や形が異なり、味わい深いものがありました。
演奏会の様子。収容人数は1,642名。テレビの公開放送などでも利用されていました。
校舎老朽化による建て替えに伴い大妻講堂が取り壊しに。新講堂竣工までの入学式や卒業式等の学校行事の挙行場所として1,700名収容可能なユニークなアーチ状の「大妻体育館」を建設しました。
現行の大妻講堂が竣工。レンガ壁が印象的だった旧大妻講堂からリニューアルされました。
大妻講堂に新しくパイプオルガンを設置。パイプオルガンコンサートも始まりました。
大妻講堂の完成を見届け、役目を全うした大妻体育館の解体が行われました。
大妻講堂の大規模修繕工事第1弾が開始。客席の撤去からスタート。布部、鉄部、木部と分解・分別しながら3階部分まで1,203席、1つ1つ取り外しました。
更新する椅子の張地と木部のサンプルが届き、細部の検討を始めました。
客席の撤去が完了。天井の耐震化・照明LED化工事のため、仮設足場の組立工事に入りました。天井に届くまで組み上げ、足場の高さは最高で14メートルでした。
天井耐震工事がスタート。天井の下にネットを設置し、既存天井の性能を確保しながら安全を確保するという「フェールセーフネット工法」を取り入れました。
高所作業車を使用した照明LED化工事がスタート。大妻講堂へ入る扉の上にある照明が新しくなりました。講堂内部のLED化も天井耐震補強工事と並行して実施されました。
天井耐震補強用のネットを接続するために必要な鉄骨の搬入作業が行われました。鉄骨の長さと重さの都合上、夜間に大妻通りを一時閉鎖し、クレーン車を使用して搬入しました。
夜間に大妻通りを一時閉鎖し、クレーン車を使用して搬入した鉄骨。約2週間かけて無事に講堂内へ取り付けされました。
グレーだった鉄骨が、他の木部に合わせた茶色に着色。また並行して1階・2階部分の天井補強や耐火被膜の補修など来場者を守るための重要な作業が続けられました。
今回の修繕を機に床面もフローリングからカーペット敷設へ刷新。同じような色合いでも素材や柄、毛の長さで結構差があり、サンプルを元に熟考しました。
講堂最上部の天井ボード張りが完了。白さが眩しいくらいでした。
天井にかける耐震用フェールセーフネットの取り付け工事が完了。これで天井回りの耐震工事が終了しました。
天井に手が届くまで組み上げられた仮設足場が解体に。全体を見渡せる状態になったのは約半年ぶりでした。
床面のタイルカーペット貼り作業が3階からスタート。フローリングから刷新されました。
各階のタイルカーペット貼り作業が完了。靴を脱いで少し歩いてみると、格段に足音が静かになった印象を受けました。
座席の搬入・設置がスタート。まずは肘掛部分の取り付けから始め、3階から順に設置しました。
座面と背もたれ部分の取り付けもスタート。座席はスクールカラーの「古代紫」を基調にした3色(左から「ディープワイン」「ジュエルピンク」「ローズプードル」)をランダムに配置しました。
1階から3階までの全座席(1,087席)の設置が完了。座席背板への芳名プレートの取り付けやクリーニングなど総仕上げを行いました。
2022年度の講堂修繕工事終了に伴う引き渡し検査を実施。座席や足元灯、天井裏の耐震補強など約1時間かけて確認。第1弾の大規模修繕工事が無事終了しました。
修繕工事第2弾が開始。第2弾の工事は講堂内プロジェクタの更新。既存機器の撤去からスタート。ステージに置かれていた操作卓は一部スケルトンになりました。
新しいプロジェクタの設置が完了。更新後は解像度・輝度が1.2倍以上にアップ。場内は明るいままでも鮮明に見えるようになりました。第2弾の修繕工事も無事終了しました。